健診は健康づくりのパートナー
■尿酸値上昇は痛風、腎不全をもたらす
尿酸は、体の代謝活動によって生じる老廃物です。通常は腎臓でろ過され、尿などと一緒に排泄されます。
尿酸値が高くなるのは、腎臓に何らかの障害があり、ろ過機能が衰えた場合や肝機能の低下、尿酸値を高める原因となるプリン体という物質を多く含む食品をとりすぎたときなどです。また、尿酸値の高い人には、高血圧、高脂血症、肥満症などが多いことがわかっています。ですから、尿酸値を下げるためには、プリン体を控えるほか、血圧を下げたり、肥満を解消することなども大切です。尿酸の排泄を妨げるアルコールを控えるのもポイントです。
尿酸値が高い状態を高尿酸血症といいます。高尿酸血症の状態を長くほうっておくと、尿酸が関節などに蓄積し結晶化して、多くの場合痛風発作が引き起こされます。さらに痛風が慢性化しひどくなると、腎不全に至ることもあります。
■尿酸値を正常に維持するポイント
  • プリン体の多い食品を控える
  • 動物性たんぱく質をとりすぎない
  • アルコールを控える
  • 水分を十分とる
  • 肥満を解消する
  • 血圧を下げる
  • 激しい運動を避ける
  ●多く食べないように気をつけたい食品
プリン体の多い主な食品べスト10 「5訂食品成分表」より (mg/100g)
 
煮干し 340
かつお節 213
干ししいたけ 186
鳥レバー 148
いわし干物 136
豚レバー 128
大正えび 112
あじの干物 109
牛レバー 102
まいわし  94
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