健診は健康づくりのパートナー
基準値: 総コレステロール 99mg/dl以下
241〜299mg/dl
  HDLコレステロール 100mg/dl以上(男性)
120mg/dl以上(女性)
  LDLコレステロール 34mg/dl以下
■肝臓や甲状腺の病気が考えられます
血中の脂質にはコレステロール(LDLやHDL)、中性脂肪(TG)などがあります。コレステロールについては細胞を構成する重要な成分であるとともに、副腎皮質ホルモンや男性ホルモン、女性ホルモンなど人間にとって欠かせないホルモンを作る材料となっています。このため、これらの脂質やコレステロールは体にとって重要な栄養素で、多すぎても少なすぎても健康に悪影響が現れます。
あなたの健診結果は、基準値より総コレステロールが低い、もしくは高め、一方、LDLコレステロールが極端に低いなどの状況がみられ、精密検査を受けて何が原因かを確認する必要があります。可能性として考えられるのは肝臓や甲状腺の病気です。
少なすぎると血管がもろくなるなどの悪影響が
LDLコレステロールは一般に悪玉コレステロールと呼ばれますが、コレステロールを全身の組織に運ぶという大切な役割を持っています。少なすぎるとコレステロールが全身に届かず、「血管がもろく破れやすくなる」「免疫力が低下する」「貧血を起こしやすくなる」などの症状が心配されます。血管がもろくなることで、脳卒中を起こしやすくなることが指摘されていますので、すぐに医師の診断を受けて原因を調べましょう。
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■脂質異常症の診断基準
■脂質値を正常にするポイント
  • 肉中心の食事から魚中心のメニューに
  • 植物油をバランスよくとる
  • 食べすぎないで腹八分目に
  • 食物繊維をたっぷりとる
  • アルコールは控えめに
  • 砂糖や果物をとりすぎない
  • 適度な運動を行い、肥満解消に努める
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