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基準値: 空腹時血糖値 110〜125mg/dl
  HbA1c 6.3〜6.5%
■失明したり、腎透析、壊疽になる前に!
血糖値とは、文字どおり血液に含まれる糖の量のことです。この場合の糖とは、体内で作られるブドウ糖を意味します。
ブドウ糖は食べ物として取り入れたご飯やパンなどの炭水化物や砂糖、果物に含まれる果糖などが消化・吸収されて作られます。
血液中のブドウ糖は通常、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンによって一定に保たれるように調節されています。しかし、インスリンの分泌量が減ったり、摂取する糖分が過剰な場合などは、血糖値が高くなります。この状態が長く続くと血管障害、神経障害、腎臓障害などを併発しやすく、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの誘因になり、健全な生活機能が失われ、ときには生命をも脅かします。
血糖値を正常に保つ生活は、糖尿病だけでなく、肥満や高血圧、心臓病などの生活習慣病の予防などにもつながります。
空腹時血糖値が110〜125r/dl、またはHbA1cが6.3〜6.5の「境界型」の方(D1)は、糖尿病予備群と判断されます。「境界型」は糖尿病ではないがその疑いがある状態です。発症過程や改善過程にある場合があり、現状にどう対処するかが、今後の将来を大きく左右します。まずは再検査を受け、これ以上数値が悪化しないよう、栄養面、運動面から生活習慣を見直していくことが重要です。
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■血糖値を正常に維持するポイント
  • 野菜やきのこ類、海藻類を十分とる
  • ご飯やパンなどの主食を控える
  • 甘いものはできる限り避ける
  • 果物を控えめにする
  • アルコールを控える
  • 肥満を解消する
  • 過労を避け、十分な睡眠をとる
  • 運動をしてブドウ糖を消費する
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