健診は健康づくりのパートナー
■高血圧は動脈硬化も進行させる
血圧は常に変動しています。寒いとき、ストレスがかかったとき、力を入れたときなどは高くなるのが普通です。しかし、平静時に血圧が高い場合は高血圧と判定されます。
高血圧は、さまざまな病気を引き起こしたり、悪化させる可能性があります。特に、動脈硬化を促進させ、脳卒中、心筋梗塞など、命にかかわる病気の発症に深く関係しています。健診で高血圧を指摘されたら、ほうっておかずにすぐに生活改善を始めましょう。
また、動脈硬化があると血圧が上がりやすく、血圧が上がると動脈硬化が進行しやすいというように、悪循環に陥る危険性も大きくなります。
いつもより血圧が上がったり、下がったりしたときには、睡眠不足、ストレスなどで体に負担がかかっていたり、何かの病気のサインの可能性もあります。測定の結果、血圧が正常範囲内であっても、いつもの数値とかなり違う場合には、医師にそのことを話し、適切なアドバイスを受けてください。
 
■血圧を正常に維持するポイント
  • 食事は塩分を控えめに
  • ミネラル、食物繊維をたっぷりとる
  • 野菜、きのこ類、海藻類、大豆製品をとるよう心がける
  • 肥満を解消する
  • ストレスをためない
  • アルコールを飲みすぎない
  • たばこを控え、できだけ禁煙に努める
血圧管理
  血圧は測るときの状況で、上がったり下がったりするので、毎日2回同じ条件で、たとえば朝起きてすぐと就寝前に測りましょう。
血圧が高いと言われた人は、家庭用血圧計を備えておくと便利です。
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